「大体のことは『まあいっか』だから」タレント紹介インタビュー(1)大友さん

タレント紹介インタビュー第一弾は、大友さんです。大友さんはくしろに関わり始めて3年半ほど。どんなふうに日々過ごして、何を感じているのか聞きました。

アロエに話しかける日々

*さっき話していたときに、「独り言めっちゃ言う、独語が多い」みたいな話を聞いたんだけど、それは自覚はあるんですか?

大友:わからない。何も気にしてないから。

*喋ってる可能性がある?

大友:うん、喋ってるとは思う。でもそんな多くはないと思うな。ずっと喋ってるわけじゃないし。人とわーっと喋りまくって、家で一人になった時に止まらなくて喋ってるって事があるかもしれない。

*喋るモードが止まらないまま。

大友:たとえばネットで友達とゲームしてて終わったけど自分だけゲームやってたりとかして、「あーゲーム面白~」って一人で言ってるみたいな感じ。

*人と話してる時の楽しく表出する感じがそのまま残ってる?

大友:そんな感じかも。その余韻のまんまいる感じ。

*ポジティブな独り言なんですね。あ、アロエに話しかけてるって聞いた。

大友:そう、全然水あげてないから、ちょっとそれで誤魔化してる節もある。ちょっと端っこの方から枯れて来てて……罪滅ぼしみたいな。

*罪滅ぼしに語り掛けてる?(笑)

大友:ちょっと持ち上げてるみたいな。

*(笑)

大友:喋りかけちゃうのは、昔、両親共働きで家に帰ったら自分とリスしかいなくて、リスと「今日こんなことがあってね」って喋ってたのもあると思う。

*人間か非人間かに問わず、愛着のある何かって感じなのかな。

大友:そうそう。リスか「ピカチュウげんきでちゅう」のピカチュウに喋ってて、リスは黙って聞いてくれる。ピカチュウは「ピカ!」って言ってくれる。

*そりゃそうだ。

常識と人間関係

*大友さんは結構私が見てるとどんな人にも、わりと自分のペースを崩すことなくコミュニケーションをしてるように見えているんけど、人間相手じゃなくてもずっとこの大友さんなんですか?

大友:たぶんそうだと思う。いつも、友達にもこんな感じですよ。

*使い分けとかは?

大友:少しはあるけど、基本的にはこんな感じ。だから合わない人とは合わないので、合う人を見つけて関わるっていう事になっちゃうけど。

大友:最近、自分の性格のことを聞きたいと思って、みんなからどう思われてるのかな?って。友達数人に「あのさ、僕って優しいか優しくないかでいうとどっち?」って聞いたら、「優しいか優しくないかで言うと優しくないね。人の気持ちがわかるかどうかで言ったらわかる方なんだと思うけど」って言われて。それは友達とした会話で最近面白かった。

*「面白い」と思ったポイントはどこにあるんですか?

大友:はっきり言ってくれてるっていうのも面白いし、自分の人へのコミュニケーション、関わり方がより厳密にフィードバックを受けられたというか。「優しくはない、うん、たしかに」みたいな。

*そういう友達とか、心を許す人間関係のポイントはありますか?

大友:傷つけてこないってことのもあるし、常識にうるさくないっていうのも一番大きいところですね。自分は最近まで知らなかったけど、自分はわりと常識にとらわれないタイプらしくて。普通の場所にいたら引かれちゃうんですよ。

*引かれちゃうんですか。

大友:引かれちゃうというか……いろいろありますけど、たとえば僕は時々頑張らない方がいいと思ってるんだけど、大学の時、留年のことを話したら、みんなに「ちゃんとしなきゃだめだよ」とか、「頑張ってね」って言われる。

それは理解してくれてる人でも「頑張ってね」とか言われるんだけど、僕が「頑張りたくないんですけど」って言ったときに、「えっ」て引かれるか、「小学生の時から変わってないね」ってその時は言われたけど、そうやって反応されるかでだいぶ違いますね。

あとは死にトリの話をした時に面白がって食いついてくれるか、「え、なんか大変な仕事してるんだね」って言われるかで、僕の話しやすさはだいぶ違う。

*「大変だ」ってなっちゃうんだ。

大友:「大変だね」とか、「大丈夫?」って。「そういう人と関わると持ってかれちゃったりしないの?」とか、「危ないことしてるんじゃないの」みたいに思われる。

能天気に生きてる

*大友さんの中で、大友さんの特徴だと認識していることはありますか?

大友:よくも悪くも、僕はみんなと比べて、あらゆることに「どうでもいいな」って思ってそうだなって思ってるかな。大体のことは「まあいっか」だから。大体っていうかそうじゃないことが全然見つからないぐらい、「まあいっか」なんだよな。

*どうでもよくないこともある? ないのかな。

大友:自分って本当に理想がないっていうか、自分が思った通りにならなくても、「まあそういうこともあるかな」って思うのが早い。これはたぶん生まれつきのやつだと思う。

母がそういうタイプだから、教育の影響を受けているのはあると思うけど、全然どうでもいいんですよ。世の中のことは心配だし、友達のことも気にかかるけど、「結局なるようにしかならないんだよな~」っていう気持ちでずっといる。特に何も考えてはいないんですよね、普段は。ワーキングメモリが少なすぎるせいもあると思うんですけど。

*そうなんだ。

大友:一度に考えられることが本当に少なくて、能天気に生きてますわ!

*いいな、能天気そうなコメントだった(笑)

大友:本当にそうだと思うな。心配なこととか嫌なこととか、不安なことがあっても思考が長持ちしないんですよね。何かがあった瞬間に違う思考になるし、機能上30秒以上悩めない。

だから生まれ持った気質的なものもあるし、「別にそれでもいいんだ」って思える見本が目の前にあったから、ずっとこのまま来てしまったんだと思う。でも、みんなはそうじゃないんだなっていうことを最近知りました。

*「最近知った」の「最近」はどのスパンの「最近」ですか?

大友:ずっとそうなんだろうとは思ってたけど、どんどん実感に変わって来てるっていうか。その理解が一番進んだのは大学時代かな。

まあ、僕はどこでも面白く生きていけるんだろうけど、くしろは必要以上に気を遣わなくて済むし、ホームだしと思ってゴロゴロしてる感じ。ひとみさんや日置さんからはもう少し働けって思われてるかもしれないけど、「今の僕はこんな感じです!ごろん!」って感じです。

生きる上での執着がないんだな。僕が執着してるのはリスだけで、他のことは別に手放してみてもそこまで痛くなかったなって。

*なるほど、執着。たしかに理想を持つことも執着の一個だけど、理想以外にも執着と呼ばれるものってありますよね。

大友:こだわりはするけど、別にそれがなくても生きていけるって。……これインタビューとして大丈夫?

*全然大丈夫ではあるとは思うけど、これ読んだ人が「この人は何だろうな、つかみどころがないな」って感じはするのかな。具体的にここに繋がる経緯とか聞けたらいいかも。

くしろに漂着するまでのこと

*くしろに来たきっかけとか。

大友:流れ着いてしまった、漂着した。

*漂着。もう少し具体的には?

大友:自分の中では、最近思い起こしても 「なるほど繋がってるな」って思ったことなんだけど……。

僕は母が特別支援学級の先生なので、障害のあるなしに関わらずいろんな人と一緒に過ごす幼少期だったんですよ。母の仕事もあるし小っちゃい町だったし、知らん人に預けられることも多かったし、この前聞いたら「買い物に行くよ」ってくらいの軽い感じで母の学級の子たちのお泊り会に連れてかれるみたいな。別に自分はそれは嫌じゃなくて、「わかった~」みたいな感じでずっといて、知らない間にそういう子と一緒に遊んだりお風呂入ったりご飯食べたり寝たりしてて。

自分にとってはそれが普通だし、そういう子が特別でもなくみんなの中の一人だったんだけど。

でも小学生の時に、これは自分から見ると不適切なことだけど、友達はからかってるだけなんだろうなってことがあった。おかしいと思って、通りすがりだったけど「やめなよ」って言って。でもどうにもならなくて……。その時のことはずっと印象に残っていたんです。

その時の自分の心理状況はなかなか……。

全然、やっていた友達を責める気にはなれなくて、それは僕が仲が良いやつだと思っていた人だし、でもなんかおかしいっていうか、風潮というか、心理というか、文化というか……そういうものは感じていて、それがずっともやもやしたままだったんですよ。

大学生ぐらいになって、それが解決したというか、解釈できたなと思ったんですけど、それまでは「なんで自分があの時すっと大人を呼びに行かなかったんだろう」とか、「力ずくでも止めた方がよかったのかな」とか、「後からでも親に報告した方がよかったよな」とは思ったけどそれも言えずもやもやしてて、大学に入る時にそれを思い出して志望動機に書いたんですよ。

僕は最初は特別支援学級の先生になるつもりで大学に入ったけど、社会福祉士っていうものがあって、その考え方を知るうちに悩むことなくそっちの道に行っていて、今思えばすごいその時、大学生の時思えばその友達たちを責めるんじゃなくて、それが当たり前に行われてしまう目には見えない文化とか社会とか、友達たちも悪いけど、もっと悪いものがあるんじゃないかっていうことが分かったんですよ。

話は飛んじゃうけど、今のこういう活動とかってそういうところにもろに向き合うことだし、仕事として関わり続けることがあの時の自分の贖罪とは違うけど、回答みたいになってるのかなとは思ってる。

*大学までは、思い返すけど納得のいく回答が見つからない感じだったんですかね。

大友:自分を責めるだけ。「友達は悪かったけど、自分にもっとできる事なかったのかな。もやもや」みたいな。

大学で、ソーシャルなものとか社会モデルの考え方とか、偏見のこととか、捉えなおすことで解釈に繋がったなと。

本来はゆるふわ人間になるはずだったのに、それがあったから、自分のポリシーというか信念というか、そういうのはちょっとこだわってるなと思う。まあたぶんなくても生きていけるんだけど。

それが根本にあるから、言うなれば社会正義の心当たりとか、ソーシャルな感情があるんだなとか思っている。わりと自分をつかむエピソードだなって。

くしろとの出会い

大友:で、大学でのんびり生活、まあのんびりはしてないんだけどのびのび生活してたら、気づいたら卒論の期限が迫ってて、「間に合わんわ、これ」ってなって。その時は大学院に行きたいなって思ってたから、その入学に合わせて1年延ばすことにして。

延ばしてみたら、卒論しか残ってなかったから今度は時間が余り過ぎて。暇だったときに知人から「くしろ、面白いよ」って言われて、紙切れに書かれた日置さんのメールアドレスをもらって、すぐそこに連絡した。

初めてくしろに来たときは「ホテル取ってあるよ」って言われてたけど、当日そのホテルに行ったら、「予約されてないですよ」とか言われて。「うわあ、洗礼受けたわ」って思いながら確認したら、予約してくれてた日程は1か月後だった。「日置さん!」みたいな(笑)。

まあ、結局は無事泊まれたんだけど……それが初くしろでしたね。

*くしろっぽい(笑)

大友:そこからちょっと妙な居心地の良さを感じてしまい、その後はたぶん日置さん家に6泊?して、その後から月に1~2回、1~2週間いるみたいな周期的になった。

*月の4分の1から半分はくしろにいるってこと?

大友:そんな感じかな。釧路と札幌をめっちゃ往復してましたね。その間にどんどん暮らしを便利にしようと思って、使っている部屋に荷物を運んでいったら、次の年の4月には部屋が完成してた。

*もう住めちゃう。

大友:住めたっていう。

当時は「月3万で住めるから、ネットワークサロンでは働かないでバイトだけやってればいいや」って思ってて、ネットワークサロンの仕事は全然やるつもりなくて、気ままに生きるんだって思ってたけど、ネット居場所(死にトリ)の事業担当する予定だった人がいなくなったタイミングだったから「大友さん、代わりに1年だけ働いてくれない?精神保健福祉士持ってるし」って頼まれて。それで仕方なく死にトリの仕事を始めたのがネットワークサロンのきっかけです。

それで「1年だけ」って言わてれたけど、1年が終わった時の面談で、「さあ、日置さんどう来るかな?」って思ってたら、いつものような雑談してから「じゃ、来年もお願いしまーす」って言われて、「あ、はい」って(笑)。3年目は面談もなかった。それが今までの経緯ですかね。

*いいエピソード(笑)

大友:良いの書けそう。

*良いの書けそう。

大友:ドラマティックだからなー。

*でも、これ大友さんの特異性だけじゃなく、ネットワークサロンの……というか日置さんの変なところまでつまびらかになってる(笑)

大友:化学反応だな。あとから見れば、くしろは僕の母と思想的な親和性がすごく強かったんだろうなと。援助観が似てるっていうか。田中康雄さんとか日置さんの、子どもがのびのび育つにはみたいな価値観をもろに幼少期から浴びて育ってしまったのが僕。

*じゃあ日置さんの子どもだ。

大友:まあ?(笑)。実質日置さんと田中康雄さんの子どもでもあるみたいな。

「のびのびがいいよ」みたいな……母が作った特別支援学級の名前がのびのびだったらしいんですけど、それを体現するように育ってしまっている。だからくしろとも縁はあったんだなっていう。

*くしろに住んで、正職員としてやりつつ……みたいな、外側から見ての大友さんの状態と、最初は働きたくなかったはずの人がわりとしっかり働いている現状について聞きたいです。

大友:外側から見た自分は、社会福祉士・精神保健福祉士を持ってる死にトリの事業担当者かな、名簿で見たら。そこから、事務とか僕は向いてなかったけど、向いている人が来てくれたからやらなくても済んで。

そうなった時に、ちょうど生活介護の方で、大変だった利用者さんのケアにかなり力をかけて……。

その後は去年の夏に日置さんの知り合いの相談支援事業所が休止になっちゃうからって利用者さんを引き継いだ時に、相談支援事業所で仕事するようになって。

基本的にひとみさんとずっと一緒に働いてるんですけど、上手い感じに役割分担が出来ててとてもいいと思う。

*どんな感じ?

大友:苦手と得意がたぶんすごく違っていて、やりたくない仕事が被らないっていうか。僕は他の事業所の話聞くのは好きだし、電話したりとか行ったりとかして他の事業所がどんなことしてるのかとか、何を考えてやってるかとか、どういう人がいるのかとかいろいろ聞くのは好きだけど、ひとみさんはあんまりしたくない。逆にすごい機動力を持って物事を進めることは僕には苦手なことだし、僕が他に苦手なことも大体ひとみさんが卒なくやってくれる。

僕から見たら、「この仕事は押さえておかないと、ひとみさんがストレスが高まっちゃうんだろうな」ってこともわかるし、「ここを押さえておけばもうちょっとひとみさん楽になるかな」っていうのもなんとなく見えて来てはいる……。じゃあ、もっとやれよって思われるかもしれないけど……残念、僕は僕でした…!

*(笑)

大友:僕は一部(FFPで言うところの)マネージャー業務もやってるけど、そんなに多くなくて、どっちかというと自分はタレントMAXでもないしマネージャーMAXでもなくて、補助員というかマネージャー補佐みたいな立場。それが今の自分には合ってるのかな。マネージャー見習い、補佐で見習いみたいな。

*アシスタント?

大友:アシスタントマネージャー。かっこいい、名刺に書こうかな。

自分と隣人の自由

*仕事以外のことも聞きたいかな。どこが仕事でどこから仕事じゃないかというのもなんともだけど……生活でも何でも。

大友:僕は仕事全体が全部FFPっていうか、全部活動だと思ってるし、仕事だと思ってることって本当にない。僕的には、やらなきゃいけないことやってる感というか、人間として生きるためにやるべき最低限のことを毎日こなして、あとはゲームしてますって感じ(笑)。

*「やらなきゃいけないことをやってる感」って?

大友:強制的な話でも、義務でもなくて、僕にとっては自分と隣人が自由であることが大事なんですよ。何かよくわかんないけど、ずっと昔からFFPに限らず生きづらい友達が多いし、その友達がどう思ってるかは知らんけど、僕と友達がより必要以上に自分を責めず社会に虐げられないように生きるために、自分がそこまで辛くもなくできる事があるならやろうかなと言う感じ。

*自分や隣人が自由であるっていうことのために、無理ない範囲でできることならやりたいねっていう感覚の中で、仕事と呼ばれることも入ってるし、FFPと呼ばれたり、死にトリと呼ばれたりしていることもある……みたいな感じ?

大友:僕はその感覚でずっと生きてきて、自分と同じ町に住んでて、こんなに顔見知りのこの人が、暮らしたくもない場所で暮らしたりとか、いたい場所にいられないのっておかしいことじゃないかなって思うわけですよ。そういう自分の感覚を我慢せずに押し殺さずに生きるために、今の活動はすごい自分に一致してるなと思う。

多分、周りには「もっと人生かけろよ」って思われてるんだけど。「活動に人生を捧げろ」って。確かに、捧げないと相手に伝わらないこともあるんだろうなって思うけど、まあ、捧げきれないのがリアルの自分ですね、今の。

友達を増やしたい

*そしたら最近の……何でも良いんだけど……大友さんは何を話したいですか?(笑)

大友:僕はもう少し最近の課題はこのコミュニティ以外の友達をもう少し増やしたいっていうのが課題ですね。

*今もいるけどもっと増やしたい?

大友:元々、自由民族だから、一か所に留まって生きるっていうのがすごい窮屈で。小っちゃい時から3年に1回は引っ越してたし、学校も変わったし、それが当然の生き方をしていたので、僕にとっては、ずっと同じ人と一緒にいるのって落ち着くけど息が詰まることもあって。

くしろはある種自分の話したい一部分についてはすごいわかりあえるけど、くしろはくしろで話しづらい事もあったりとか。

話せる人いっぱいいた方が僕は楽に暮らせるんですよ。大学生でくしろ通ってる時が一番自分の中では安定してた。大学の中にも複数居場所があるし、実家にも帰るし、くしろにも行けるみたいな。ホームが3つみたいな。

*なるほど。

「よつばと!」の世界で生きたい

*個人的に聞きたいのは最近面白かった本、漫画、映画……何でもいいけどそういうのありますか?

大友:「違国日記」はよかったなって思ってる。「よつばと!」も響いたし、最近は「スキップとローファー」ってやつを読んでます。品薄すぎて買えないんだ続きが。

*「違国日記」のポイントは?

大友:過去の呪いをお互いの交流を通して解いていく話なんだって僕は解釈をしていて、その呪いみたいな感覚って今まで自分がくしろ内外で聞いてた話の解釈とすごく一致していて、リアルな人間ドラマだなって感じがするから面白いと思ってる。

*なるほどなぁ。では「よつばと!」の好きなところは?

大友:「よつばと!」の世界で生きたい。

*端的!「よつばと!」の世界はどういう世界なんですか?

大友:人と違うことが非難の対象にならなくて、尊重になってるというか、みんなのびのびしててよい。僕ものびのびしたい。

*それには現社会、今の大友さんは「よつばと!」と比べてのびのびしてない?そしたら何が違うんですか?

大友:結構のびのびしてる。僕はのびのびしてるけど周りの人がのびのびしてくれなくて困ってるんですよ。僕だけのびのびしてて浮いちゃってるというか。

*大友さんが浮かないくらいみんなのびのび、勝手にそれぞれがのびのびしてるように他の人もなーれって感じか。「スキップとローファー」は私全く知らない。

大友:僕も1巻しか読んでない。

*そうなんだ。何が刺さるポイント?

大友:のんびりした感じが。

*へぇ。

大友:基本的に平和なやつが好きなんですよね。グロいのも怖いのもいいけど、「怖いぞー」とか「グロいぞー」っていうのが強調されると嫌なんですよ。どんな残酷な漫画でも別に良くて、残酷さを強調してるというか残酷に見せようとしてるのが嫌なんだと思う。

*なるほど。

大友:あと、基本的に良い人しか登場しない漫画が好きです。良い人っていうのは難しいけど、悪意がないってのが一番だけど、悪意があってもその人なりに筋が通ってるなら読める気がする。

*うん、今後何かおすすめする際の参考にします。しないかも。

(インタビュー・編集:さーさん)